会社で使うPCは一般的に「法人向けPC」を使うことが推奨されていますよね。
それはなぜなのでしょうか?
本記事では、個人用PCとの違いを解説しながら、業務で法人向けPCを使用するメリットを紹介していきます!
■ 法人用PCとは
法人向けPCとは、企業で使用することを想定したPCのことです。
法人向けPCは、複数のアプリを同時に立ち上げた状態での利用を想定した、個人向けのPCには含まれないビジネス向けの機能などが搭載されており、ビジネスシーンに求められる最低限のラインを満たす高いスペックを兼ね備えています。
個人向けPCが「Webサイトや動画視聴、オンラインゲームを楽しんだりできるエンタメ向きのPC」なのに対し、法人向けPCは「頑丈で持ち運びやすく使いやすいビジネス利用に適しているPC」となっています。
・OSの違い
Windows PCのOSは、「Windows 11 Home」または「Windows 11 Pro」の2つの選択肢がありますが、個人で利用する場合は「Windows 11 Home」で十分と言えるでしょう。
・デザイン・耐久性の特徴
個人向けPCには見た目の良さを売りにした商品なども見受けられますが、法人向けPCは企業のニーズに合わせ、セキュリティ面や使いやすさなどを考慮して造られているものがほとんどです。
業務で使用するPCでは、重要なデータを扱う機会が非常に多いですよね。
そういった重要なデータが失われることのないよう、法人向けPCは個人向けのものよりも、物理的な衝撃にも強い設計となっています。
・セキュリティ面
法人向けPCでは情報漏洩といったリスクに対応すべく、セキュリティについても考慮されています。
機種にもよりますが、下記のような機能を搭載した法人向けPCも販売されています。
①ストレージに対して暗号化機能を備えている
②ブラウザのタブを閉じることでマルウェアを消去
③攻撃された場合、自動でリカバリを行い最小限の被害にとどめる
④ウイルスなどのBIOS破壊からシステムを守る
・付属ソフトウェアの数の違い
個人向けのPCでは、家庭でも楽しめるように、様々なソフトウェアが初めからインストールされていますが、法人向けPCでは、業務に必要のないソフトウェアは一切入っていません。
これは業務上の使用において、必要最低限のソフトウェアに絞ることで、「ムダに容量を圧迫してしまうこと」「動作が重くなる」といったことが起きないように配慮された状態となっているためです。
・サポートの充実度
個人向けPCのサポート期間は一般的には1年間とされていますが、法人向けPCは、業務で長時間・長期間使われるため、サポート期間は2年以上に設定されていることがほとんどです。
■ まとめ
このように、法人向けPCは業務で利用されることを考慮された設計になっています。
性能が高い分、個人用PCに比べて価格も高く設定されていますが、メーカーによってはまとめ買いをすることで割引がきくことも多いので、スペックの高い個人用PCで数を揃えるよりも結果的に法人PCを導入することが、費用的にも業務効率的にも良いと言えるでしょう。
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