昨今ではWindows11搭載のタブレットなど、高性能な小型PCも販売されていますが、やはりビジネスや実用的な用途でPCを使用するなら、おのずとデスクトップPCとノートPCのどちらかが選択肢として挙がってきますよね。
本記事では、意外と多い様々な形態のPCを紹介すると共に、実際どちらが業務で使用する上で適しているのか、それぞれのメリットを交えながら解説していきます!
■ PCの形状
PCの形状は大きく「ノート」「デスクトップ」の2つに分けられますが、その中でもさらに下記のように細分化されています。
▷ノートPC
持ち運びができるPCです。
手軽に扱え、学校や仕事で必要になる場合も多いです。
性能に加えて、携帯性(重さ、大きさ、バッテリーの持続時間)と耐久性も重要になります。
設計が難しく、小型化と軽量化、省電力化も必要なため、デスクトップPCより割高です。
▷デスクトップPC
据え置き型のPCです。
別途モニター(画面)やキーボードなどが必要です。
大きなパーツが使え、内部の発熱対策もしやすく、構造が簡単なため、ノートPCより安いです。
同時期・同価格なら、こちらの方がノートより高性能です。
▷一体型(モニター一体型)
モニターの中にPCの機能を内蔵したものです。
据え置き型ですが、画面だけなので置き場所に困りません。
しかし機器を詰め込んでいるため性能は低めで、価格も割高となります。
モニターとその接続が要らないため初心者向きです。
テレビ兼用のものもあり、画質・音質に優れた製品が多いです。
▷スリムタイプ(スリムモデル)
デスクトップPCのうち、本体が小型で細長いものをスリムPCと言います。
小さい分、使えるパーツに制限があり、性能が低めのものが多いですが、ノートPCやタブレットほど窮屈ではないので、そのぶん安い製品が多いです。
デスクトップ同様、別途モニターが必要です。
■ デスクトップPCのメリット
①カスタマイズがしやすい(拡張性が高い)
拡張性の高さは、パソコンのスペックを向上させられるかどうかということです。
高い拡張性を備えているのがデスクトップPCのメリットとされており、なぜかというと、PCが大きい分、マザーボードも大きく、PCパーツの交換や増設がしやすいためです。
②コスパが良い
PCなどの精密機器は、小型化するほど価格は上がっていきます。
そのため、同じ性能のノートPCとデスクトップPCを比較すると、デスクトップPCの方が低価格で購入することができます。
③ハイスペックな用途に適している
カスタマイズのしやすさ故に、ハイスペックモデルに仕上げられるのもメリットのひとつと言えます。
また、ノートPCと比べて機器のサイズが大きく、放熱面で有利なのもポイントです。高性能パーツから発生する大量の熱を効率的に冷却できるため、長時間稼働しても安定した動作を確保しやすいのが特徴となっています。
■ ノートPCのメリット
①持ち運べる
好きな場所に持ち運んで使えるのがノートPCのメリット。コンパクトに折りたためるうえ、軽量なモデルも多いのが特徴です。
また、電源プラグに接続していなくても、一定時間は内部のバッテリーで使用することができるので、電源がない場所でも使用することができます。外出先はもちろん、自宅でもリビングやキッチン、寝室など場所を選ばす使用できます。
②電気代が安い
ノートPCは、低消費電力になるように設計されたCPUを搭載しているため、あまり電力が掛かりません。
さらに、デスクトップモデルと比較して搭載する液晶サイズが小さく、消費電力が低めで電気代は安い傾向にあります。PCを毎日長時間使用する方には、電気代が低く抑えられるのもメリットのひとつです。
③スペースを必要としない
ノートPCを使用するにあたっては、A4サイズ程度のスペースさえあれば十分と言えるでしょう。
あまり推奨はできませんが、膝の上や床の上など場所を選ばず使用することもできます。
また、折りたたんで収納できるため、収納場所にも困りません。使用後は折りたたんで引き出しに収納したりと、使用時・未使用時ともに邪魔になりにくいのが魅力です。
■ まとめ
結論、どういった人にどちらのPCが向いているのかというと...
▷ノートPCが適している人
・色々な場所で作業がしたい
・設置場所が限られている
・PCゲームや動画などの編集作業をしない
▷デスクトップPCが適している人
・決まった場所でのみ作業をする
・自分に合った作業環境を整えたい
・高いスペックを要する作業をする(ゲームや動画編集など)
自身のライフスタイルや、社員の業務スタイルを想像すると、どちらのPCを買うべきかがおのずと見えてくるのではないでしょうか。
ノートPCとデスクトップPCの違いを理解したうえで、使用用途や予算などを併せて検討し、後悔のないPC選びをしていきましょう!
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