PCの寿命は一般的に4〜5年とされていますが、いわゆる「PCの寿命」とは、HDD(SSD)が壊れたり、バッテリーが限界を迎えることを指します。
PCはそう簡単に買い換えられるものではないですし、できる限り長く使いたいですよね。
そのためには、HDD(SSD)やバッテリーに極力負担をかけずに使用することが大切です。
本記事では、PCの寿命を延ばす方法をご紹介していきます。
■寿命を延ばす方法6選
①熱をためない
PCを使っていると、データの処理を行っているCPUが稼働して熱を持ちます。
PCの部品は熱に弱いものが多く、熱を与えると寿命が短くなるため、熱を放出するファンがついています。このファンの通気口を塞がないことはもちろんですが、ノートPCの場合はさらにPCスタンドを使用することで放熱の効率を上げることができます。
夏場は特にPC内部に熱がこもりやすくなるため、熱対策を心がけられると良いでしょう。
②結露に気を付ける
冷え切った場所から暖房などで温まった場へ持ち込むと、急激な温度変化によって結露が発生しやすくなります。
PCをはじめ、精密機械にとって水分は天敵です。
寒い所からノートPCを持ち込んだ際は、部屋の温度になじむまで時間をおいて電源を入れるようにしましょう。
③ホコリをためない
ファンや通気口にホコリが溜まることで、PCは温度調整が上手くできず内部に熱がこもったり、静電気が発生しやすくなりショートの原因に繋がる可能性があります。
PCの定期的な掃除はPCを長持ちさせるためには必須となっていますので、こまめな手入れをおすすめします。
④衝撃を与えない
ハードディスクは、磁気ヘッドという針で高速回転しディスクに情報を刻んでいます。
磁気へッドとディスクの隙間には「100万分の1ミリメートル」というミクロの世界があり、ハードディスクのような精密機械にとって衝撃や振動は天敵となります。
データの読み書きの時でなくても衝撃や振動を与えない工夫をして、ノートPCを扱うことをお勧めします。
⑥シャットダウンとスリープを使い分ける
HDDへの負担を軽減するという観点において、シャットダウンとスリープを使い分けることは、HDDを長持ちさせる上でとても重要です。
シャットダウンは、電源を落とす時と起動する時に大きな負担がかかります。その代わり、電源が切れているときの負担はありません。一方スリープは、小さな負担をかけ続けることになります。
PCを使用する時間の長さによってHDDへの負担は変わるため、外出や就寝時など、長時間使わない場合はシャットダウン。
少し休憩するなど、短時間使わない場合はスリープ、と使い分けるようにしましょう。
■まとめ
特別な知識がなくても、少しだけ気にかけてあげるだけで、PCの寿命は長くなります。
冒頭で一般的なPCの寿命は数年と書きましたが、使い方次第で10年近くほぼ問題なく動作するPCもあります。
日頃のメンテナンスを心がけ、長持ちするPCにしていきましょう。
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